ハノワ:クラウド保存領域の閲覧設定の不備で個人情報が閲覧可能な状態に

重要度
重要度:5段階中3 漏えいのおそれ・最大 49,309 名
公表日
2026.10.19
原因の分類
認証・アクセス設定
対策可能性
対策の欠落を確認

この記事の3行まとめ

  1. クラウドの保存領域の閲覧設定ミスで、個人情報が外部から見える状態だった
  2. 設定を確認する仕組みがなく、約7年間誤りに気づけなかった
  3. 心当たりのない連絡や契約に注意し、窓口へ相談する

歯科医療人材マッチングサービス「ハノワ」で、クラウド上の保存領域の閲覧制限が適切に設定されていなかったため、一部の個人情報と提出書類の画像が閲覧可能な状態になっていた。通常の画面操作では表示されず、閲覧には技術的な知識を要する操作が必要だった。2026年10月14日に社内点検で把握し、16日までに設定の修正と画像の削除を終えた。閲覧記録が残っておらず、第三者の閲覧の有無は確認できないため、漏えいのおそれがあるとして公表した。対象は最大49,309名。

確認された経路・公表元の推定

  1. 2019年6月以降、クラウド上の保存領域で閲覧制限が適切でなく、ログイン中の他の利用者から閲覧可能な状態になった
  2. 2020年6月18日以降は、ログインしていない第三者からも閲覧可能な状態になった
  3. 2026年10月14日11時台、社内の点検で事実を把握した
  4. 同日17時台から10月15日9時台にかけて閲覧制限の設定を修正した
  5. 10月16日13時台に、閲覧可能だった提出書類の画像を削除し、外部から閲覧できない状態にした
  6. 10月19日に個人情報保護委員会へ報告し、対象者へメールで個別に連絡した

根拠の要点

公表元は、保存領域の閲覧制限設定の不備と、設定の誤りを確認する手順がなかったことを原因として説明している。閲覧記録が残っていないため、第三者による閲覧の有無は確認できないとしている。

資料の基準時点:2026年10月19日時点

当時、対策できたのか

対策の欠落を確認

資料は、保存領域で閲覧を制限する設定が適切に行われていなかったと記載し、閲覧制限の設定内容を確認する手順や仕組みがなかったことも挙げている。対策の欠落が明示されている。

公表された対策

  • 利用するクラウドサービスと外部サービスのアクセス権限設定を総点検する
  • 個人情報を保存する環境の閲覧制限の設定を定期的に確認する
  • アクセス記録を取得・保存し、不審なアクセスを検知できる体制を整える
  • セキュリティ診断を強化し、システムの安全性を継続的に確認する
  • 利用しなくなった個人情報の保管期間と削除のルールを定め、不要なデータを削除する

まだ分からないこと

  • 第三者による閲覧の有無(閲覧記録が残っていないため確認できない)
  • 運営会社の正式な名称(資料の本文に記載がない)
  • 閲覧された情報の実際の件数と範囲
  • 本件に起因する被害の有無(本日時点で被害の報告は受けていないとのみ記載)

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