ソニックムーブ:法人向けLINE連携基盤の不正アクセスと利用者情報の漏えいのおそれ

重要度
重要度:5段階中5 業務やサービスの停止
公表日
2026.10.26
原因の分類
自社実装の脆弱性、認証情報・シークレット
対策可能性
判定保留

この記事の3行まとめ

  1. 法人向けLINE連携基盤に第三者が不正ログインし、利用者情報が漏えいのおそれ。
  2. 管理画面の認証情報を不正入手され、機能の不備でサーバーの認証情報も取られた。
  3. 心当たりのないメールのURLや添付ファイルは開かず、企業を装った連絡に注意する。

ソニックムーブは、法人向けLINE連携基盤「COMSBIエンタープライズ基盤」の管理システムに、2026年10月23日午前に第三者が不正にログインしたと発表した。一部の顧客の管理画面の利用者情報や、顧客が保有する利用者の情報などが漏えいした、または漏えいしたおそれがあるという。原因は、管理画面の認証情報が不正に入手されたことと、管理画面の機能の不備を通じてサーバーの認証情報が取得されたことだとされる。同社は同日中に外部からのアクセスを遮断し、本サービスを停止した。

確認された経路・公表元の推定

  1. 2026年10月23日(金)午前、第三者が管理画面の認証情報を不正に入手し、管理システムにログインした。
  2. ログイン後、管理画面の機能の不備を通じてサーバーの認証情報が取得された。
  3. 同日12時12分、同社が不正アクセスを把握し、認証情報の無効化を開始した。
  4. 同日13時20分、外部からのアクセスを遮断し、本サービスを順次停止した。

根拠の要点

公表元は、第三者が管理画面の認証情報を不正入手してログインし、管理画面の機能の不備を通じてサーバーの認証情報を取得したことを原因として確認済みと説明している。ただし、どの認証情報がどう入手されたか、機能の不備の内容は資料に書かれていない。

資料の基準時点:2026年10月26日時点の発表内容(取得日2026-10-28)

当時、対策できたのか

判定保留

資料は、管理画面の認証情報の入手と機能の不備を原因として説明しているが、攻撃時点で既知の脆弱性だったか、認証設定の例外があったか、発覚時点で未発見だったかは書かれていない。修正版の時期や攻撃時点の防御条件も不明なため、判定を保留した。

公表された対策

  • 外部からのアクセスを遮断し、本サービスを停止している(継続中)。
  • 不正に使用された認証情報とシステム上の全ての認証情報を無効化した。
  • 認証の強化、権限と認証情報の管理の見直しを進める。
  • 不正アクセスの検知・遮断の仕組みを強化し、第三者によるセキュリティ診断を実施する。
  • 本サービスの再開は、対策と安全性の確認を完了したうえで顧客と確認しながら順次行う。
  • 「COMSBI(SaaS版)」についても、セキュリティ対策の強化を進める。

この事例を理解するための動画

まだ分からないこと

  • 管理画面の認証情報が、どのような方法で第三者に入手されたか
  • 管理画面の機能の不備の具体的な内容
  • サーバーの認証情報が取得された時刻と範囲
  • 実際に情報が取得されたかどうかと、その範囲(調査継続中)
  • 攻撃時点で当該不備が既知だったか、修正の状況
  • 本サービスの再開時期

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