WIKIWIKI.jp:WIKIWIKI.jpの外部サーバ不正アクセスと利用者への注意喚起

重要度
重要度:5段階中4 被害を確認
公表日
2009.07.09
原因の分類
認証情報・シークレット、侵入口未公表
対策可能性
判定保留

この記事の3行まとめ

  1. 2009年6月下旬、wikiの外部サーバが不正アクセスされ、スクリプトが改竄された。
  2. 侵入口は未公表だが、キーボード入力を記録して送る悪性コードの可能性が高い。
  3. 利用者はIPAの対策を行い、ネクソンIDのパスワードをソフトウェアキーボードで変更する。

2009年6月24日~26日、WIKIWIKI.jpがwikiの機能の一部を提供する外部サーバに不正アクセスがあり、スクリプトが改竄された。改竄によって無関係の外部サイトへ誘導される可能性がある。メイプルストーリーの運営会社ネクソンには、パスワード変更のたびに情報が知られるとするアカウントハッキングの報告が多数寄せられ、キーボード入力を記録して送る悪性コードの可能性が非常に高いと考えられている。

確認された経路・公表元の推定

  1. 2009年6月24日(水)~26日(金)、WIKIWIKI.jpのwiki機能の一部を提供する外部サーバに不正なアクセスがあった。
  2. 同サーバのスクリプトが改竄され、WIKIWIKI.jpとは無関係の外部サイトへ誘導される可能性が生じた。
  3. 2009年7月9日、WIKIWIKI.jpが改竄に関するお知らせとお詫びを告知した。
  4. メイプルストーリーの運営チームに、パスワード変更のたびに情報が知られるとするアカウントハッキングの報告が多数寄せられた。
  5. ネクソンは、キーボード入力を記録して送る悪性コードの可能性が非常に高いと考えた。

根拠の要点

WIKIWIKI.jp社の告知を引いた資料で、外部サーバへの不正アクセスとスクリプトの改竄は確認されたとされている。一方、侵入経路は資料に書かれておらず、悪性コードの存在はネクソンによる「可能性が非常に高い」という評価にとどまる。

資料の基準時点:2009年7月9日の告知(2026-10-24取得)

当時、対策できたのか

判定保留

資料は侵入経路と攻撃時点の防御条件を示しておらず、対策の欠落を断定できない。Microsoft Video ActiveXコントロールの脆弱性(MS 972890)は対策案内の対象として挙げられているが、今回の侵入に使われたとは書かれていない。

公表された対策

  • Microsoft Video ActiveXコントロールの脆弱性(MS 972890)についてIPAの案内にある対策を行う
  • 対策後、IMEなどのソフトウェアキーボードを使ってネクソンIDのパスワードを変更する
  • マイクロソフト社の修正ファイルが提供されるまで、ゲームへのログインもソフトウェアキーボードを使う

この事例を理解するための動画

まだ分からないこと

  • 外部サーバへの侵入経路と、攻撃に使われた手段
  • 改竄されたスクリプトの内容と、誘導先の外部サイトの詳細
  • 悪性コードの正体、感染経路、感染した端末の範囲
  • アカウントハッキングの被害件数と、情報漏えいの有無
  • 今回の件でMicrosoft Video ActiveXコントロールの脆弱性が使われたかどうか
  • マイクロソフト社の修正ファイルの提供時期

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