山元町:山元町職員が他人のIDで庁内データに不正アクセスし、公印と印紙を偽造

重要度
重要度:5段階中4 被害を確認
公表日
2026.10.20
原因の分類
従業員・委託先端末、認証情報・シークレット
対策可能性
判定保留

この記事の3行まとめ

  1. 山元町の男性主事が、他の職員のIDとパスワードで庁内共有フォルダに不正アクセスした。
  2. 夜間や休日に庁舎へ不法侵入し、町長印を無断で使い、上司の印影や印紙も偽造していた。
  3. 町は主事を免職にし、関係職員2名を戒告とした。資料に再発防止策は書かれていない。

山元町の町長事務部局に所属する男性主事が、令和8年6月から7月の間、他の職員のIDとパスワードを使い庁内共有フォルダに不正アクセスした。さらに他の職員の端末を無断で使い、夜間や休日に庁舎へ不法侵入して、庁内データを閲覧・操作・削除した。町長印を無断で使い、上司の印影や印紙を偽造して使用した。町は当該主事を免職とし、管理監督責任を問い、関係職員2名を戒告とした。

確認された経路・公表元の推定

  1. 令和8年6月から7月の間、主事が勤務時間外に自身の職員用端末から他の職員のIDとパスワードを使用し、庁内共有フォルダにアクセスした。
  2. 主事は他の職員の職員用端末を無断で使用し、庁内共有フォルダや職員個人専用のフォルダにアクセスして、データを閲覧・削除した。
  3. 7月の一部の事案では、予め開錠された庁舎1階の扉から深夜に不法侵入した。休日には、休日勤務中の他の職員に扉を開錠させ、その職員が退庁した後に不法侵入した。
  4. 事務手続きを怠り、町長印を無断で使用して、工事及び業務委託の請負業者2社に押印した契約書を交付した。
  5. 上司2名の印影を偽造し、そのうち1名の偽造印影を用いて未決裁の文書を決裁済文書として使用した。
  6. 印紙が貼られた書類から印紙部分を読み取って偽造し、その偽造した印紙を用いて関係業者から提出された書類を偽造して使用した。

根拠の要点

町の懲戒処分の公表資料の処分理由に、他の職員のIDとパスワードの使用と、他の職員の職員用端末の無断使用が記載されている。製品や委託先の脆弱性には触れていない。

資料の基準時点:令和8年10月16日の処分内容(公表日は令和8年10月20日)

当時、対策できたのか

判定保留

資料は職員の不正行為と処分を公表しているが、既知の脆弱性や認証設定の不備、対策の欠落の記載はない。発覚時点で未発見だったとの説明もないため、判定を保留とする。

まだ分からないこと

  • 他の職員のIDとパスワードを入手した経緯は書かれていない。
  • アクセスされたフォルダ内のデータの内容、件数、被害の範囲は書かれていない。
  • 偽造された契約書や書類が取引や公務に与えた影響は書かれていない。
  • 庁舎の扉の鍵の管理や、端末とIDの利用ルールがどう運用されていたかは書かれていない。

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