日本電気:委託先経由の不正アクセスで顧客システム障害と情報漏えい

重要度
重要度:5段階中5 業務やサービスの停止・複数のお客さま
公表日
2026.10.20
原因の分類
従業員・委託先端末、認証情報・シークレット、サプライチェーン
対策可能性
判定保留

この記事の3行まとめ

  1. 委託先がサイバー攻撃を受け、盗まれた認証情報が悪用された
  2. 悪用された認証情報で顧客のシステムに不正アクセスされ、ファイルが暗号化された
  3. 個人情報を含むファイルが漏えいし、当社管理の端末の貸与などを進めている

委託先がサイバー攻撃を受け、窃取された正規アカウントの認証情報が悪用された。これにより当社の顧客のシステム環境に委託先の端末から不正アクセスがあり、サーバ内のファイルが暗号化されて各種システムが利用できなくなった。また、当社が関係者との情報共有に使っていたクラウドストレージ内のファイルが漏えいし、そのファイルには顧客の個人情報やシステム関連情報が含まれていた。

確認された経路・公表元の推定

  1. 9月下旬、委託先がサイバー攻撃を受けた
  2. 窃取された正規アカウントの認証情報が悪用された
  3. 委託先の端末から、顧客のシステム環境へ正規アカウントを用いて不正アクセスされた
  4. 顧客のサーバ内のファイルが暗号化され、各種システムが利用できなくなった
  5. 当社が関係者との情報共有に使っていたクラウドストレージ内のファイルが漏えいした

根拠の要点

公表元は、委託先への攻撃で窃取された正規アカウントの認証情報が悪用され、顧客システムへの不正アクセスと情報漏えいを確認したと説明している。委託先が受けた攻撃の手口や侵入経路は資料に記載がない。

資料の基準時点:資料に基準時点の記載なし(取得日2026-10-21)

当時、対策できたのか

判定保留

資料は、窃取された認証情報の悪用による被害を確認したと書くが、攻撃時点の認証や端末の防御条件、既知の脆弱性への対応状況は記載していない。対策の欠落を示す記載もないため判定保留とした。

公表された対策

  • 委託先に当社管理の端末を貸与するなど必要な対策を進めている
  • 委託先管理および個人情報管理の一層の強化・徹底を図る

まだ分からないこと

  • 漏えいした個人情報の詳細。判明次第、顧客に報告するとしている
  • 委託先への攻撃の手口と、認証情報が窃取された経緯
  • 影響を受けた顧客の数と事案の全容
  • 攻撃時点で委託先の端末にあった防御の状況

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